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目のでかい猿は超音波のようなものを発している。
陽一たちは耳をふさいだ。頭の奥で、何かイメージが起きた。
ーそれは、10年ほど前に打ち上げられて、未だ行方不明の有人宇宙船「AISI18089」だった。
レーダーに補足できない位、遠くにいるのか、破壊されたのか。未だに行方や末路が分かっていない。
気づくと、超音波のようなものは収まっていた。全員が同時に頭を上げた。
ジャン「じゅ、10年前の宇宙船…」
マイク「ニュースで見たことある。行方不明の」
陽一「みんなもAISIを見たのか?」
ピート「ああ。みたいだな。」
ニール「おいおい、やばいぞ…」
一同「??」
ニールが気づいた。牽引されている…進行方向には、目デカ猿の宇宙船。
何処かに連れて行かれる…!
「どこか、何処か、ドコ…か。」
ん?なんだ?
目の前に現れたのはAISI18089だった。
陽一「おいおい…これ、本物か?」
中には人影があった。
とりあえず、ドッキングした。
中からは、髭面の男が出てきた。
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