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「くぅちゃ~~んっっ!!」
「どうした華。俺はめちゃくちゃ隣に居るけど「くぅちゃんくぅちゃんくぅちゃんくぅちゃんくぅちゃんっ」うるさい華」
ぎくしゃくした雰囲気を瞬時に華が破壊した。まるで数メートル先に存在する俺を呼ぶ勢いで華が叫ぶ。
「メロンもうすぐ来るから待ちなさい「くぅちゃんっ」
溜め息混じりで頭をぽんぽん撫でると、大人しく俺の腕を取りあげ、自分のそれと絡ませる。
「俺がいなくてさみしかった?」
「はい?」
誰か通訳を求む。華の高度な言語力に俺の思考回路が封鎖されたようです。ずっと隣に居ただろうが。だからいきなり腰に手を回すな。
「全然大人しくねえし」俺が言えば、「くぅちゃん大好き」と意味不明な返事をもらった。
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