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「……」
つかすげえ大量。ほぼメロンの嵐。俺たち三人で食え……るみたいですね、うん。
華がモリモリ食ってるし大丈夫そうだな。これでようやく俺も解放される、そう思った瞬間だった。
「……っ、ンっ?!」
目の前には、綺麗に飾り付けられた高級フルーツがある。細かく切り分けられたみずみずしいメロンには生ハムが巻いてある。
「華っ……ぁ」
強引に割られた唇。生ハムが巻かれたフォークを華に咥えさせられる。
「くぅちゃん、美味しい?」
「んっ、おいし、ぁ……っ」
とても恥ずかしいから自分で食べたいと目で訴えるが奴には届かない。それにイチゴな気分だ。あと聖なるカソックの上から太腿を撫で回すのを即時やめてもらいたい。
「ん?直接触るならいいの?」華が笑う。
「違っ、あっ」
「暴れっからxxxみたいに汚れてる」
「?!」
腰にクるフルーツよりも甘い声は吐息混じりの囁きだった。聴覚が妖しく掻き乱されていく。
「俺に食べさせられて喜んでんじゃん、……ココも」
「ッ、ちが……ッ、は?」
反対側から手が伸びて、顎を賢人の綺麗な指で掬われる。
「黒川、俺のも食べてよ」
「んぅっ……、は」
今度は優しくメロンを食べさせられる。口の中で別々に入れられたモノがゆっくりと混ざり合い、溶け合っている。
「「「…………」」」
目の前で繰り広げられる、飛び入り参加の二人の極上エセホストの卑猥な接客。
食い入るような視線がとても痛かった。
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