第13話

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 情報だけしか見ていないが、想像をすると家庭を圧迫している経済状況のように思えた。 ――旦那が給料少なくて、愛人に金をせびっているんだろう? 妻は知らずに、きっと今日も働いてるよな? 情報を読んでいるだけだが、絶対にいると確信をついていた。娘の1人暮らし…… これも見ても、親としては金を一銭も払わないなんて、あり得ないだろ? 家に金を入れない亭主――当然、妻は嫌々でも娘のために、自分のために、重荷を背負うだろう。 その条件だけでも、働かざるおえないのに、愛人がいるとも知らず、旦那を愛してるとしたら? ――完璧、いるに決まっている! そう思いながら、意外と小さい中型店舗のスーパーに足を踏み入れた。腹は空いていたが、まずは店内を一通り見てみたかった。
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