第13話

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 ――やべぇ~! なんだか緊張する! クーラーがガンガンに利いていたが、なにも感じられず、頬に汗を垂らした。 恐る恐るレジ5つを横切り、ぶち当たったのはパン屋のガラス戸だった。 ああ、マジで良い匂い……。 っておい! レジには、いなかったぞ? 俺の予想では絶対に、いるはずだ!  自らの第六勘を信じ、入り口に積み重なっている緑の籠を手に取った。 ――まずは弁当コーナーだ! ゲットしてからウロウロしよう。 腹減ったぁーこの時間、まだ弁当売ってるのかなぁ……。
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