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店内は流石ファミレスといったところか、子連れの主婦達が多い。はしゃぐ子供、ドリンクバーでメロンソーダやコーラを混ぜ合わせている。
ぺちゃくちゃと喋る主婦。黙々と新聞を読むサラリーマン。そこそこ店は混み合っていた。
窓際の重蔵は店員に注文をし外を眺めていた。
――こいつは、なにを思っているんだろう? 仕事をせず、他人の金で遊び、それが重蔵の働くという意識なのか?
「お客様。ご注文ですか?」
「えっと、目玉焼きハンバーグ3つとライス大で」
「かしこまりました」
重蔵を監視する俺はなぜか苛立ち、食欲を増進させた。
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