プロローグ

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遠い昔、私の小指には赤い糸が巻かれていた。 その繋がる糸の先には真名がいた。 けれど真名は他の人と結ばれた。 今はもうその糸は見えない。 あれは、そうであるよう願った私の妄想だったのかもしれない。
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