土の章 祭の夜

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地の国の端。 小さな村に長月家は存在する。 昔は国の中心人物なんかと関わることもあったようだけれど、そんなの時代がすぎるうちに変わって行って陰陽師は減り、残った少数も政にはかかわらなくなった。 そして、いろんな国にちっていった。 長月家の本家もこの小さな村で村人やたまにくる他の街の人々のために占いのようなことから妖退治までを請け負っていた……自分はそれにすらほとんどかかわらなかったけれど。
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