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ー妄想主人公ー
いまの席は窓際一番後ろ
そう
よく学園ラブコメアニメなどで主人公が座る席だ
その席がわたしなのに
まだストーリが始まらない
ただの“かわいそうな子”状態
わかっている
わかっているけど
すこしくらい…
なんせわたしの日常はなに1つ変わらない
同じ事を繰り返しているだけにしか感じない
【はぁ…つまんない…】
主人公といったら…やっぱり…
【わたしはいつも1人
人見知りで静かなわたしは友達がいない
にぎやかな教室はわたしには場違いだから屋上にいってみた
いまは10月
やっと秋らしくなってきて肌寒くなってきた
人影のなさそうなとこにわたしは行ってみた
でもそこには先客がいたのです
立ち去ろうした瞬間なにかにつまずき
転んでしまった
鱗「ひゃっ!?」ドサッ転んでしまった…
謎の男子「んぁ…誰?」起きてしまったぁぁ…
鱗「ご、ごめんなさい!!すみません!!申し訳ございません!!」とっさに謝っちゃった…わたしの癖…
謎の男子「お、おぉ…てか…謝りすぎ(プッ」
笑われてしまいました…(泣
鱗「ほんとすみませんでした…じゃあ!!」早く逃げよ…
謎の男子「ちょっとまって!!足、ケガしてる」
あ、擦りむけてる
鱗「だ、だいじょおぶです…!!これくらいほっとけばだいじょおぶですっ」
正直痛い…
謎の男子「保健室行こ」
鱗「へ!?」腕を引っ張られつれてかれてしまった…
謎の男子「よし!!これでだいじょおぶだろ!!」満足そうに謎の男子は言った
鱗「あ、あの…あ、ありがとう…ございました」
謎の男子「今度は気を付けろよ~(ニパッ」謎の男子はそう言って笑った
なんだろ…ドキドキする…顔が熱い…
謎の男子「俺は4組の高尾和成!!よろしくな!!」
鱗「に、2組の夜崎鱗…です」
それからわたしたちは仲よくなっていった
高尾くんとならなんでもできる気がした
つまらなかった日々はキラキラ輝く日常に…】
少女漫画かよ
つい好きな漫画の推しキャラにしちゃったよ
ふぅ…
まず…
屋上立ち入り禁止だし…
はぁ…
主人公なんかなれないし
なにも変わんない
ある意味主人公だよ…
【クラスで唯一のボッチ】
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