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「で、こいつも同期。竹中誠。俺と同じ秋葉原店で働いてるんだ。独身だよ。
垂れ眼で優しそうに見えるだろう? だからすぐに部下に舐められるんだ」
「秋雄が目の上のたんこぶだと思っている只今副店長の竹中誠です。宜しく! 眼だけじゃなく心も優しく広いです!」
レッサーパンダのような、この人とは気が合いそうだな。
秋雄の愚痴を一緒に語りだしたら、切りが無く話せそうだ。
「くすくすくす」
信子が静かに笑った。初めて穏やかな表情を竹中に見せた。
おいおい、竹中誠が気に入ったんじゃないだろうな? 気が合いそうって言葉は取り消し! 帳消し!
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