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「本当でゲスか！ この記憶は完全に抹消して羽根をのばすでゲス！」
「あー良いけど、新婦の絵恋さんのお母さん。ほら、あそこにいる車椅子の人。あの人には目を配っていて欲しいんだ。
後、車の運転があるんだからね犬飼さん。酒はご法度だよ？ さぁ行った行った！」
「かしこまりましたでゲス！ 坊ちゃん！」
これでお母さんからは、少しくらい目を離しても構わないだろう。
ボーイが多種多様の酒をのせているお盆を持ち、ウロウロとしている。そこからシャンパングラスを奪い、グイッと一杯飲み干した。
また一つ掴み、絵恋の側に近寄る。女性軍が勢ぞろいしており、そこだけ華やかだった。
さぁ、気合が入ったぞ！ お見合いみたいなものだからな！
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