第21話

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「こいつは俺の弟の信介。適当に遊んでやって……それと」 秋雄は絵恋さんに目で合図をした。 「私の友人、こちらが黒瀬有沙、泉七姫、赤風信子です」 「全員、見事に美人さんですね!」 ちっ、なんだこいつ。茶の短髪! しゃしゃり出てくるなよな! お前あれだろ! 鹿みたいだな? 「こいつは久木原槻(くはら・つき)俺の利き腕となっている部下です。凄い強運の持ち主で、会社では重宝してる奴です」 「フリーなんで宜しく!」 茶色の短髪男がスマイルを向けた。 ひょろっとした体、女にはもてないな。鹿男、挨拶したらどけ! さらばだ!
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