第1話

2/6
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/6ページ
辺りは完全に廃れた荒野。 古びた街並みは塵を被り、幾重にも連なる山は、足を踏み入れた形跡もない。黄河の中心にあるオアシスにも拘らず、人影はない。 あまりにも静かな町は、不気味さを感じる。 そんなところに足を踏み入れたのは、かわいらしい、ピンク色の頬をした年若い少女。
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!