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バソー「ラース…」
ラース「ん?なに?」
さっきまで黙ってたバソ兄が声をかけた
バソー「君はこの状況でも冷静なんだね。羨ましいよ」
ラース「そう?…まぁ、こんな所でウジウジしてても何も始まらないし」
バソー「そう…だね。…あのさ、先週僕と話したよね?」
ラース「…何だっけ?」
バソー「ほら、僕が追放される日が決まった日だよ。…あの時の答えを今聞きたいんだけど」
答え?ん~………何だっけ?
…
…
…
あ、あーあの時の!
すっかり忘れてたよ………!!
ラース「……今は無理」
バソー「えっ?どうして?」
ラース「だって……
俺達、囲まれているんだもん」
ガサガサ!
バソー「!!」
グル゛ルルルルル……
近くの茂みから出てきたのは全身緑色の毛皮に包まれた全長約1mの犬みたいな魔物逹
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