突撃訪問?…差し入れ持って逝くか?

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呼吸するのが辛い… 「……何故ここが分かった?」 ようやく絞り出した質問に後ろの奴は 「勘……というのは冗談だ。上手く気配を消したつもりでも、俺からすればまだまだだな」 まさか、大抵の魔族でも気付かないくらい気配を消したはずなのに… 後ろの奴は一体…… 「……………」 「さて、今度はこっちの質問に答えて貰おうか。……目的は何だ?」 どうする? 下手に嘘ついて納得する相手なら簡単だが…… 「……………」 「おい、こっちは律儀にお前の質問に答えてあげたんだ。だったら俺の質問に答えるのが礼儀じゃないのか?」 ……仕方ない 「……人探しをしている」 「……どんな奴?」 「…紫の髪に紫の目、黒いコートを着ている」 「…知らないな、そんな奴」 嘘だな。 と言いたいが、後ろの奴に何をされるか分からない ここは… 「……そうか」 「……………」 何だ?殺気が無くなった? …!!光の槍と剣が消えた!? いや、消したのか 「……何故?」 「悪い、嘘ついた。多分ソイツは俺達が殺っちまったよ」 「……やはりか」
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