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ラース「その前に…ザグレブっだっけ?隣にいる奴」
ザグレブ「……何だ?」
ラース「今不思議に思ってるだろ?自分の身の事……あれ嘘ですよ」
ザグレブ「!」
ラース「さてと魔王さん。アンタに聞きたい事があるんですよ」
サタン「…余が素直に答えると思うか?」
まぁそだな……予想内だけど
ラース「勿論タダで話すとは思ってないよ。……代わりにアンタが今一番知りたい事を教えてやるよ」
サタン「……余が一番知りたい事?」
ラース「あぁ
アンタの『息子』の事だよ」
「「!!」」
ガタッ!
魔王さんが驚きのあまり、玉座から勢い良く立ち上がる
ザグレブも驚愕の表情を俺に向ける
サタン「何故貴様が!?」
ラース「企業秘密……それで?」
サタン「……………」
ザグレブ「サタン様…」
魔王さんは座り直し、相当悩んでいる
…
…
…
おっ、決まったか
サタン「分かった。何を聞きたいのだ?」
ラース「用件は二つ。先に俺から話すよ。……アンタの息子さんはちゃんと生きてるよ」
サタン「ほ、本当か!?」
ラース「あぁ、今はある国のギルドで生活してるよ。…ただし、自分がアンタの息子だと言うことは当然だが、自分の中に強大な魔力を持っている事を知らない。……言うなれば魔盲だな」
サタン「そうか……」
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