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安堵の表情を浮かべる魔王さん。健気だねぇ
ちなみに今いる魔界では、穏健派の魔族と過激派の魔族との二つの派閥があって、この魔王さんは穏健派の方なのですのよ。それで
派閥内戦で深手を負う
↓
俺達の世界に逃亡中、人間の女性に助けられる
↓
その女性と恋に落ち、子供が産まれる
↓
それを知った過激派の魔族に子供と母親狙われる
↓
子供は逃がすことが出来たが、母親は殺される
↓
子供捜索中←イマココ
という訳ニョ～ン
ｻﾀﾝ「…頼みがある」
ﾗｰｽ「その子供をここに連れて来てくれって頼みなら今は難しいな」
ｻﾀﾝ「……そうか」
ﾗｰｽ「でも、近い内に連れて来てやるよ」
ｻﾀﾝ「本当か？」
ﾗｰｽ「あぁ、……何より無関係って訳じゃ無いからな」
ｻﾀﾝ「どういう事だ？」
ﾗｰｽ「っと、自己紹介がまだだったな。俺の名前は『ラース・フォートニング』だ」
ｻﾀﾝ「『フォートニング』!?」
ﾗｰｽ「あぁ、アンタの妻『サリエ・フォートニング』の姉の息子だ」
いやぁ偶然ってあるんだねぇ。調べた時に知ったけど流石の俺もビックリちゃんだよ
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