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「……………」
あの子の目…すっかり生気を失ってるな
ん?首輪みたいな物に付いてる石、あれは……
「何とか言え!忘れたのか?テメェは誰のおかげでここまで来れたんだ!?」
ドカッ!
「ぐっ!………」
間違いない、あれは『魔封石』だ
『魔封石』って?その名の通り、装着者の魔力を封じる石の事。てことは…
「……ゆ、……勇者…様のお…か…げで……す…」
「そうだよなぁ!勇者様がテメェの為に貴重な資金を出してくれたんだからなぁ!」
やっぱり奴隷か…
勇者、気付いてないのか?
…気が引けるが奴等も一応解析しておくか
…
…
…
………うげぇ、何だこのパーティー……
特に
ラース(魔王さん)
サタン「どうした?」
ラース(あの女僧侶に見覚えない?)
サタン「?……ないな」
顔変えてんのか……じゃあ
ラース(魔力感知はできるよな?)
サタン「あぁ、……!まさか、ヤツは!?」
気付いたみたいだな
「そっちが来ないなら、此方から行くぞ!」
勇者が魔王さんに向かってジャンプ切りを放つ
遅っ!
モーションが丸見え&真っ正面って
「くらえ!」
サタン「フン」
魔王さんは勇者の攻撃を余裕でかわし、すかさず右足の蹴り(超手加減)で勇者の顔面を狙う
「ぐっ!?」
勇者は剣の腹で蹴りを防御するが、咄嗟の反応だったらしく体勢を崩されながら吹き飛ばされる
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