8764人が本棚に入れています
本棚に追加
ラース「魔王さん」
サタン「……………」
ラース「その子を丁重にもてなしてくれっかい?」
サタン「心得た」
パチン!
俺が指パッチンをすると、テーブルとイスが出現。テーブルの上には茶菓子などが置いてある。その周りには黄金色の半透明のドームが俺達を包む
「「「なっ!?」」」
「えっ!?」
ラース「じゃ、君はイスに座ってゆっくりしたまえよ」
「えっ?えっ?」
サタン「どうぞ」
魔王さんがイスを引いて座りやすいようにする
ラース「ホレホレ」
「えっ、あっ、どうも…?」
最後に何故か疑問形が付いていたが、戸惑いながらも獣人の女の子はイスに座った
「『フレアーアロー』!」
バチン!
突然飛んできた炎の矢が黄金色の半透明のドームに当たり、弾かれ消えた
「(チッ!)勇者様、あの子供は魔王の手先です!倒して人質のあの子を助けましょう!」
おいサカナテメェ、攻撃しといてそれはねぇだろ。しかもちっさく舌打ちしたし。聞こえてるからな
勇者、まさかお前はその言葉を
「そうか!分かった!……んぐぐ、ハアッ!」
バキィン!
……信じちゃったよ。しかも、鎖も千切れたし
ンンー?何か勇者の身体が仄かに光っているような……
サタン「あっ、あの者。『覚醒』の刻が近いぞ」
『覚醒』……メンドクサ
「セェイ!」
仄かに光る剣でアマゾ戦士の鎖を斬りやがった。……剣も光るって、ドンダケなんだよ勇者補正の力は
最初のコメントを投稿しよう!