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―――
―――――
―――――――
―――神サイド―――
カミ「…と、いう訳じゃ」
ゴウダ「……………」
カミ「不可抗力とは言え、儂のせいでお主を死なせてしまった。すまないのう…」
ゴウダ「……………」
青年を背にして話をしていたので、顔が見れんが間違いなく怒っているじゃろう……
儂は意を決して青年の方に振り返る
青年は物凄いアホ面で小指で鼻をほじくりながら儂を見ていた
―――豪堕サイド―――
フ~ン。そうなんだ
カミ「お、お主?」
神様が唖然と俺を見ていた。ま、当然か俺のこんな顔は予想外だと思うだろう
ゴウダ「怒っていると思った?」
カミ「……今の話を聞いて怒らない方がおかしいとおもうがの」
まぁ、そりゃそうだ。けど
ゴウダ「何がともあれ俺が死んだ事には変わりないだろ?」
カミ「……お主は儂が憎くないのか?お主が過ごすはずだろう人生を奪った張本人なんじゃぞ?」
ゴウダ「確かにアイツがいない人生を過ごしたかったのは事実だ。けど、人はどんなに注意や警戒をしても、必ず失敗や間違いを犯したりするだろ?それと同じことだと俺は考えている。……それにこうなる事はなんとなく感じていたし」
カミ「…許してくれるのか?」
ゴウダ「許すも何も鼻っから怒ってないし、神様自身が反省しているから俺はどうする事も出来ないし、でも元の世界へ転生ぐらいはしてくれるだろ?」
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