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―――スティアガーデン王国―――
ある屋敷のある扉の前の廊下で一人の白短髪の男性が右へ左へウロウロと深刻な顔で歩いていた
??「……………」
オギャア…オギャア…
??「!!産まれたか!」
バタン!
男が勢い良く扉を開けるとベッドの上に銀長髪の女性が、その隣にはメイドと助産師、助産師の腕の中には今まさに産まれたばかりの赤子がいた
「旦那様おめでとうございます!双子の男の子です!」
??「おぉ!でかしたぞ!」
??「ふふ…ありがとう……ねぇ私にも見せてくれないかしら?」
男は自分の腕に赤子をのせ、ベッドの上の女性に赤子を見せる
??「可愛い……」
??「そうだな…名前はどうするんだ?」
??「双子だから一人は貴方が決めて」
??「よし。じゃあ俺と同じ金色の瞳の子は兄の『バソー』だ!」
??「それなら、私と同じ青色の瞳の子は弟の『ラース』で」
双子の赤子は泣き疲れたのか、男の腕の中でスヤスヤと眠っていた
―――――――
―――――
―――
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