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数時間後……
バソー「うっ、……く」
「ハァッ…ハァッ…、フゥー……今日はこのぐらいしとこうかしら。新しい魔法も感覚が掴めたし」
少女の魔法の連続に少年の身体はボロボロになっていたが、辛うじて生きていた
「じゃあね、クズ。また遊びに来るから」
バソー「……………」
少女は何事も無かったかのようにその場から立ち去る。少年は倒れたままピクリとも動かない
バソー「……………」
しばらくして
「……行ったか」
「そのようですね」
ギイッ
バソー「……………」
「今日も酷い有り様だな。毎日毎日飽きないのかなぁ、アイツ」
少年のいる牢屋に入ってきたのは髪と瞳の色は違うが、顔付きは瓜二つの少年と執事であろう青年
「さてと、《此の者に癒しの光を、ヒーリング》」
中腰の少年が倒れている少年に右手をかざすと手の平から淡白い光が出る。その光が倒れている少年を全体に包み込むと、先程の魔法によってできた傷がみるみる無くなっていく
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