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ラース「うん。…バソ兄、もし自分にとてつもない強大な力、父さんよりも強い力を持っていたらどうする?」
バソー「……………」
バソ兄は下を向いて考えていた
少しの沈黙の後、バソ兄が顔を上げた
バソー「もし自分に強い力があったとしても、自分の気持ちは変わらないよ」
ラース「復讐とかは考えてないの?」
バソー「考えたけど虚しいだけだと思う。それなら、自分と同じような人達の助けになりたい。僕はそう思ってるよ」
そう言い終えたバソ兄の瞳には強い光が宿っていた
……やっぱりバソ兄は…
ラース「…分かった」
バソー「ラース、何でこんな質問を?」
ラース「…後で話すよ。レーズ」
レーズ「あ、はい」
見張りが来る前に俺とレーズは牢屋から出て、自分の部屋に戻った
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