・ハルキⅠ

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「…本当だな」 シュウは、男の僕から見ても素直に格好いいと思う。 「なあ、何度も言ってるけどさ、ノワキ達に、俺が止めるように言ってやろうか」 「遠慮しとく、ノワキ達より、シュウに借りを作った方が大変そうだ」 僕は顔を歪めて、本心を半分だけ言った。 「うわっ、ひでえなあっ」 そう言って、シュウは、保健室で出会った時と同じ顔になった。 『別に、教室のヤツらに言っても構わないよ』
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