・ハルキⅠ

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僕に、女子と絡んでいるの見られて、シュウは言ったのだ。 今と同じ、柔らかい笑顔で。 「ハルキは頑固だなあ。俺は、男ではハルキだけは結構気に入ってるから、いつでも言ってな」 シュウは、多分、怖いモノがない。 それが全身から滲み出ているから、シュウはてっぺんに居てモテるのだ。 …僕とは、正反対だな。 保健室で、こうやって話すたびに思う。 教室では、シュウは机にずっと突っ伏している。 僕とも他の誰かとも関わる事はない。
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