・ハルキⅠ
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僕は、ハルキ。 中学二年生で、今、最下層民だ。 「ハルキちゃん、まだイケまちゅか?」 そう言ったヤツが、僕の顔にツバを吐いた。 周りから、笑い声が上がる。 人気のない旧校舎のトイレ。 五限目の体育の時間中、ここで、僕はいたぶられ続けるのだろう。 「ノワキ、とどめの一発イケよ」
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