・ハルキⅠ
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腹に、トイレに来てから一番の痛み。 「汚ねえなあ」 ごほりと、口から出た僕の内容物。 視界に、ぐしゃりと崩れたノワキの顔。 それ以外の、周りの人間の顔は誰が誰か分別がつかない。 「…ごめん、ハルキ」 ノワキの口の動きは、多分、そう言った。 …気にするな、だって、仕方がないんだ。 空気を吸って吐くぐらいにと、言いたかったけれど無理だった。 突然、視界がぶちんと真っ暗になったから。
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