・ハルキⅠ

6/32

75人が本棚に入れています
本棚に追加
/463ページ
† 「…あっ」 鼻に掛かった甘い声が聞こえる。 瞼を開けると、目の前には白い天井。 …最近、毎日、お世話になってるな。 保健室のベッドの上で、僕はため息を吐いた。 …隣のヤツらも…。 とりあえず、声が聞こえてくる隣と、こっちを仕切るカーテンを開ける。 「…きゃああああっ!!」 「おーい、邪魔すんなよ~」 僕が寝ているベッドの横では、男女一組がベッドに居た。 「…ごめん、邪魔して。でも、もちょっと寝たいから、声聞こえない様にしてくれる?」
/463ページ

最初のコメントを投稿しよう!

75人が本棚に入れています
本棚に追加