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「…あっ」
鼻に掛かった甘い声が聞こえる。
瞼を開けると、目の前には白い天井。
…最近、毎日、お世話になってるな。
保健室のベッドの上で、僕はため息を吐いた。
…隣のヤツらも…。
とりあえず、声が聞こえてくる隣と、こっちを仕切るカーテンを開ける。
「…きゃああああっ!!」
「おーい、邪魔すんなよ~」
僕が寝ているベッドの横では、男女一組がベッドに居た。
「…ごめん、邪魔して。でも、もちょっと寝たいから、声聞こえない様にしてくれる?」
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