・ハルキⅠ

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僕がそう言うと、女子の最上層民のツユコがこちらをにらんだ。 「…覚えとけよ」 ベッドから出たツユコは、僕にぼそりと言った。 …そんな、乱れた姿で言われたら忘れないよ。 ばたばたと、ツユコが保健室から出て行き、隣から、のんびりとした声が聞こえた。 「良かったなハルキ、これでゆっくり寝れるぞ」 そう言って、カーストのてっぺんに居るシュウは笑った。 「ごめん」 僕は、心にもない言葉を吐く。 「思ってもねーのにごめんとかいいって、それより、暇になったから、消毒してやるよ」
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