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僕がそう言うと、女子の最上層民のツユコがこちらをにらんだ。
「…覚えとけよ」
ベッドから出たツユコは、僕にぼそりと言った。
…そんな、乱れた姿で言われたら忘れないよ。
ばたばたと、ツユコが保健室から出て行き、隣から、のんびりとした声が聞こえた。
「良かったなハルキ、これでゆっくり寝れるぞ」
そう言って、カーストのてっぺんに居るシュウは笑った。
「ごめん」
僕は、心にもない言葉を吐く。
「思ってもねーのにごめんとかいいって、それより、暇になったから、消毒してやるよ」
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