【旋 律】後編 第十三章

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  生活雑貨コーナーに行きズラリと並ぶ避妊具に、亜美は目をそらした。 「どれがいい?」 「そんなの、聞かないでよ!知らない!」 また真っ赤になって声を上げる亜美に、薫は楽しそうに笑い、 「じゃあ、これにしようか」 「もう、なんでもいいよ」 「それじゃあ」 と薫は避妊具を手にレジに進み、亜美は柱の影から恥ずかしそうに遠巻きに眺めていた。 そんな亜美の姿を見ては、薫は楽しそうにクスクス笑っていた。  
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