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時間通りにきた電車に乗り込むと、扉のすぐ横にある席に腰をおろす。 平日昼間の電車は空いていて簡単に座る事が出来た。 目を閉じて、心地よい揺れに身を任せる。 「…ん……」 どれくらい揺られていたのか。 ふと目をあければすぐ目の前に見えた男物の靴。 私が寝てしまっている間に乗ってきた人みたいだ。 だけど、周りには空いてる席があるのに何故。
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