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「やっぱりあの二体囮だったか」 朝海の前には初老の男が立っていた 「囮にするには惜しいさ」 初老の男は朝海に対して不敵な笑みを浮かべているだけであった 「システムスターティング」 《使用者朝海…『承認』使用武器・S&W M500顕現します》 朝海の両手にはS&W M500が握られていた 「さあ、始めよう」 「君如きが私と戦うか」 男が右手を伸ばした途端男の背後には名状しがたい黒い泥が溢れ出していた 「なんだ…これは」 朝海の口から感嘆の声が漏れた そして、その泥は朝海を飲み込んだ
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