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シアタールームにてくたくたになった黒いコートを適当に羽織り無精髭が目立つ野性的な顔立ちの男とそれと対照的に明るい茶色の髪を短くカットした活発な顔立ちの女がいた 女の方は大体17位だろうか 「これが『春莉』だ」 「へぇーこれがッスかー」 男は低く鋭い声だったが、そのなかに穏和な何かを感じさせる声だった それに対して女の方は普通に明るい声だった 「そして、これから君のパートナーになる人だ」 「へぇー!私がッスかー!」 女は感心したような声をあげた 「いやいや!務まらないっす!こんなバーサーカーみたいな女と組めってんすか!?」 「…いいや、彼女は」 男は煙草を一つくわえた 「まぁいい、会いに行くよ」 「解りましたよー」 「行くよ遊莉」 「はいっす!朝海さん!」 朝海と遊莉はシアタールームを出ていった
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