0人が本棚に入れています
本棚に追加
「班長、本部のサトシ・ヒジカタ局長より連絡が入りました。」
と、伝令係の兵がリュウを呼んだ。
「わかった!。繋いでくれ。」
通信画面に局長サトシ・ヒジカタが写し出された。
『今回の任務もご苦労だったな、ウミカゼ。報告は受けたぞ。』
「どうも。で、用件は何ですか?わざわざ局長自ら通信してくるとは珍しいですけど…」
『そうだな…では本題に入ろう。実は3日前に「マクシム」が襲撃を受けた。』
「なに!「マクシム」がやられたんですか?」
「マクシム」とは、「ニイザキ」よりさらに南ある街で第4班が駐屯している。
ここは人間界で唯一魔界から奪回できた街である。そして人間界の本軍が待機していた。ここが襲撃を受けたということは、人間界の戦力に大きなダメージが加わったことになる。
「被害はどのくらいですか?」
『およそ25%の戦力はやられたな…第4班のパイロットが戦死して城壁の一部が破壊された。こんな具合だ。』
「そうですか…で、俺たちはどうすれば?」
『とりあえず「マクシム」に向かってくれ。「ニイザキ」には援軍を首都から送る。第4班班長に詳細を聞いてきれ。』
「了解しました。準備が出来次第「ニイザキ」を出ます。」
『よろしく頼む。』
「ドラゴンズファイター」第3班は南の拠点「マクシム」に向かうための準備を始めた。
最初のコメントを投稿しよう!