第1話

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「班長、本部のサトシ・ヒジカタ局長より連絡が入りました。」 と、伝令係の兵がリュウを呼んだ。 「わかった!。繋いでくれ。」 通信画面に局長サトシ・ヒジカタが写し出された。 『今回の任務もご苦労だったな、ウミカゼ。報告は受けたぞ。』 「どうも。で、用件は何ですか?わざわざ局長自ら通信してくるとは珍しいですけど…」 『そうだな…では本題に入ろう。実は3日前に「マクシム」が襲撃を受けた。』 「なに!「マクシム」がやられたんですか?」 「マクシム」とは、「ニイザキ」よりさらに南ある街で第4班が駐屯している。 ここは人間界で唯一魔界から奪回できた街である。そして人間界の本軍が待機していた。ここが襲撃を受けたということは、人間界の戦力に大きなダメージが加わったことになる。 「被害はどのくらいですか?」 『およそ25%の戦力はやられたな…第4班のパイロットが戦死して城壁の一部が破壊された。こんな具合だ。』 「そうですか…で、俺たちはどうすれば?」 『とりあえず「マクシム」に向かってくれ。「ニイザキ」には援軍を首都から送る。第4班班長に詳細を聞いてきれ。』 「了解しました。準備が出来次第「ニイザキ」を出ます。」 『よろしく頼む。』 「ドラゴンズファイター」第3班は南の拠点「マクシム」に向かうための準備を始めた。
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