僕らにできること

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俺は病院の屋上で考えていた。 なにが俺にできるのだろう・・・・ なにが俺に・・・ 「よっ!」 後ろから声がして、俺は振り返った。 「リョウ・・・」 「元気?」 「あー、なんとかな」 「花火の予定も無くなっちゃったね」 「そうだな・・・・」 「俺さ、翔平に謝らなきゃいけないことあるんだわ」 「なに?」 「ハルカちゃん、狙ってた・・・なんか・・・弱ってるところに、漬け込もうとしてた、ごめんな! 俺、最低だよな」 「なんで俺に謝るんだよ」
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