第1話

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と、言う事と、眷属との言葉が、蘇っていた。カイ―ルは、20歳になったばかりだそうだ。 ウチに来た時は、 とても、カワイイ、人見知りする 子犬だった。 逸れでいて、俊敏なるモノを持って いた! 血統書付きに相応しいモノを持っていた。 こう言うエピソードがある。 ある日の事である 見知らぬ靴が、あった! 逸れも、カワイイ女の子のモノだ! 未だ、幼稚園園児に行くか、行かないかの子供のモノだ! 何処から咥えてきたのだろうか? 逸れも、新品としていた靴だ。 逸れを近くの交番に持って行くと 丁度、近くの交番に友人の処に立ち寄った本部の偉いさんの処、いきなり、コノ靴の所在を尋ねられた。 活気だったのは、 言う迄もない。 行方知れずの 子供の片方の靴だと言うモノだから、驚いた! 幸い、なんとも無かった。 濡れていたから怪しく調べて見る事としていた。 カイ―ルは、人間の本性を、知っていると言う様な 犬だった。 本当の事を言うと カイ―ルには本当に世話になった。 犬、畜生と言う言葉がある。だが、 前にも、書いたが、犬が、鉄砲を作ったり、猫が、原爆を作ったと言う話しを是迄、数十年経つのに、未だそんな話しは、聞いた事は無い 当たり前だ! 熊だって、腹を空かしていたなら 見向きもしないだろうから…
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