覚悟を決めるその日まで

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目が覚めると、そこは戦場と化した。非日常的な世界にいきなり遭遇してしまった俺、大和丸は驚きを隠せないでいた。 (こ、ここは……どこなんだ。さっきまでいた現実とは全然違うじゃないか。な、なんで…こんな……) ???「オイ!そこの君!!こんなところで何をしている!!」 「えっ!?」 俺は驚き振り返る。するとそこには赤色に靡く髪、銀色に光り輝く鎧、金色の剣、スラリとした長身。全てに目がいってしまう。そんな女性が立っていた。 「ボクはアテナ。この世界において現アーサークラスに身を置いて一個団体を率いて戦っている。君は何をしているんだと訪ねているんだ。」 「俺は……その…わからないんだ!!いきなりこんなところに来てしまったから。」 そのとき、上空から今にも斬りかかろうとする人影が見えた。 「クッ、危ない!!下がれ」 赤い髪を靡かせながらアテナは剣を構えた。 「あっひゃっひゃっひゃー!!アーサーアテナよ。こんなところで会えるとは、俺もラッキーなもんだぜぇ。なぁオイ!」 「貴様は………ハデス……いのりか!?」 「グヘヘヘヘよくわかったなぁ俺はいのりお前をぶっ殺すためだけに戦っているぅ」 俺は動けなかった。目の前で斬撃がとびかい、ハデスクラスのいのりが現れ、初めてこのアテナの戦いをみた。可憐で美しく、でもどこか弱々しい一面もある。そんな姿だった。 「オイ、君名前は何と言うんだ!!」 戦いながら彼女は告げる。 「はい!俺は大和丸です!」 俺は精一杯答えた。 「そうか、じゃぁ大和丸!!一度この場から逃げるぞ。君をかばいながらは戦えん。今から3カウントだ。そこでボクがスキを作る。逃げるぞ!!」 「はい!!」 「グヘヘヘヘ、貴様らこのハデス様をおいて何をコソコソ話してやがる。ぶっ殺すぞぉぉい」 3………2………1……… 「いくぞ!!ソード・オブ!!……アーサー!!!」 「クッ……まさか、こんなところで……グハッ」 「しばらく奴は動けん!今のうちに逃げるぞ!大和丸!!」 「はい!」 そうして、戦場から脱出するのであった。
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