第1話

3/4
前へ
/10ページ
次へ
「会長の妄想話なんてどうでもいいんで、これ以上ハナちゃんに近付かないでくれませんかー?」 「事実なんだがな。それは無理な相談だ。」 「あまり調子に乗ると...俺達が黙ってないからね?」 「ハッ...室伏...いや、情報屋と園田真琴とで俺を潰しに来る気か?... 保護者風情が」 保護者か...今はね。 「臨むところだ...元々お前らが出てくる事ぐらい想定内だ。 話しは終わりか?俺様は忙しいんだ。」 そう言い、会長は扉の方に歩き出した。 俺達2人以外も動くと思うけどねー。 特にあの人が動くと厄介だよ...本当に。 今頃体育館のカメラ越しに会話を聞いてるだろう...。 校内の監視カメラを全て管理している、あの委員長に。 「忠告はしたからねー。まぁ、精々今までの子達みたいに消されないようにねー?」
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

35人が本棚に入れています
本棚に追加