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あとがき。
ハナがある日、紹介したい人がいると言い、一人の少年を連れてきた。
それが室伏春海との出会いだ。
当時の春海は髪を金髪に染めていた。
ハナに合わせて脱色し、染めたらしい....。
一瞬でコイツは『問題児』だと分かった。
「コイツがハナちゃんがよく話していた『マコト』くんー?イメージと全然違うんだけどぉー。」
「あ?誰だお前」
俺の怒りが伝わったのかハナは目の前の少年の頭を叩いた。
「いったーぃ!ハナちゃんは俺よりコイツをかばうのぉ!?...ご....ごめんねっ!そんなに怒らないでぇ!!ちゃんとコイツと話すからぁ!だから....ね?許してぇー!」
突然叫び出したと思いきや、泣きだしハナにすがり付いた。
なんだコイツ....。
今と比べこの頃の春海は間延びした喋り方で、どこか少し女っぽかった。
容姿も整っていて可愛らしい顔をしていたしな....。
「俺はハナちゃんの将来の旦那さんになる予定の室伏春海だよぉー。だからハナちゃんに友達以上の感情を抱いたらタダじゃおかないからねぇー?徹底的に潰すからぁー!まぁよろしくしたく無いけどよろしくねぇー?」
反射的に手が出たのは仕方ないよな。
そこから約1時間春海と殴り合いになった。
そんな俺たちを見て、ハナは呆れたようにため息を付き、俺達の体力が尽きるまで部屋の隅に寝ていたのは余談だ。
散々だな。
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