第1章 あんた、嫌い!

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今から、数年前のお話。 私は泣き虫、弱虫。 男子の苛め対象。 えんえん、泣きじゃくって泣きじゃくって、 それで先生が来て、止まって。 それが普通と思ってた。 「っちぇー、さくらのせいで先生に怒られたぁあッ…」 「ふぇっ、ごごごごご、ごめんッ…!?」 じわり。 目元に涙が滲む。 「わぁー、まぁたさくらが泣いたー!」 もうやだよぉ。 誰か…!
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