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次の日 。
私は お父さん という存在が見つかったという事実に混乱して寝れずに朝を迎えた。
幼い頃から
母に『お父さんはね、
遠い所にいていつ会えるかわからない。もしかしたらずっと会えないかもしれないわね。
だからあなた達の親はお母さんだけよ。
お父さん という存在が居ない分
立派に育ててみせるわ。』
と口癖のように言っていた。
幼い私達に語りかけるのと同時に
自分自身にも言っていたように感じる。
きっとお母さんの精神状態が
ボロボロだったからなのかも。
高校生になって初めて母に同情した。
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