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「…眠い…」
そう呟き、空を見上げた。
俺の名前は杉原清成
家族を亡くし
親戚には見捨てられ
金と住む場所だけが
与えられている
俺は独りだ。
最近は誰とも会話してない。
…けど別に構わない。
所詮、人と関わらなくても
生きていける。
俺の前髪は
目が隠れる程長い。
それは何故か…
…誰とも話したくないから。
親を亡くした事で
周りの奴らは
掌を返したように
イジメてきた。
そんな奴らに
仕返しをした…
暴力には…
…暴力しかなかった
卒業式の当日。
最後に俺を殴ろうと
集まった奴らに
俺は暴力で仕返しをした。
殴り続けた。
先生に見つかり
止められた頃には
奴らはボロボロだった。
転校しても
目を付けられ、
喧嘩三昧だった俺。
そんな俺を見かねた
先生達は
保護者(親戚)に言い
地元に戻された。
…そんな今日は
俺の転校初日。
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