プロローグ

3/3
前へ
/233ページ
次へ
血の夕日…それがリヴォールで起きた悲劇の夏の日。 突如起きた戦闘で軍の耐用は早いくらいだった。 その中で家族全員を失ったのはレイジただ1人。 避難船の中で1人で座り込むレイジは現実を受け入れたくなかった。 でも隣には父も母も、そしてレナもいない。 遺品すら残されてない絶望した少年、憎しみや怒りもこみ上がらなかった。 だけどいない事を考えるだけで目頭が熱くなるのを感じ泣き叫ぶしかできなかったのだ― レイジは本国を離れて宇宙中立国都市コロニー"オルヴァーラ37"で暮らす事を決めた。 幼なじみもコロニーに来てくれるのは助かった。 5年前に起きた悲劇を胸の内に隠して平凡に暮らす事を決めた。
/233ページ

最初のコメントを投稿しよう!

19人が本棚に入れています
本棚に追加