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「あら~、玖美ちゃんに 言ってなかったかしら? そこは、貴方のお祖父ちゃん の学校よ♪」 「………え、えぇぇぇ!? 俺にお祖父ちゃんなんて いたの!?」 俺は祖父母がいる存在を ここにきて初めて知る ことになる。 「あれ?でもここって あの旺皇寺(オウコウジ)財閥 が経営してるんしじゃ?」 確かにパンフレットには 経営者の欄に旺皇寺 要 (オウコウジ カナメ)と書いてあり 旺皇寺財閥と言ったら 日本、世界の経済において 3分の1を占めているグループで 一般人の俺でも 一度は聞いたことのある 名前だ そして、いま、母親から 聞いたことから推測すると ここに写るのはダンディな 老紳士は… まさか筈はないだろう! だか、一応確認のため… 「も…もしかして…」 「そうよ!その人が あなたのお祖父ちゃん! ちなみにお母さんの旧姓は 旺皇寺 桜子よ~」 「えぇぇぇぇぇ!?」 今日何度目かとも わからない叫びが 俺の脳内を刺激した ところで記憶は途切れた なんだこの、腐れ王道 展開…
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