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――はっちゃけストリート? なんじゃそりゃ?
……まあ、取りあえず人が多いし、連れ去られる可能性は低いだろう。だが、人ごみに隠れ、どんな人間が監視しているのか分からない。用心に越したことはないな。
「それじゃあ、ここら辺に車を停めますね。後は絵恋さん、案内宜しくお願いします」
「信介さん、バッチリよ。任せておいて!」
エンジンを止め、車内から外へ出る。コンクリートの駐車場に、ドアが閉まる音がバンッっと反響をした。
青やオレンジ、赤や緑。コンクリートの壁に色を塗り、区分けしているような駐車場だった。昼間のこの時間帯で、既に色々な車種が多数停めてあった。
姿は見えないが、コンクリートに響いて子供の笑い声や、女性の甲高い声が遠くから聞こえた。
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