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「続いての番号にいきますよー! スイッチを押しまーす! 今度は44番、44番です! リーチの方は必ず申告して下さいね! いませんか!?」
「……え、絵恋。――俺44番でビンゴだ。まじかよ! やったぜ!」
「え! 秋雄さん本当に!? 早く司会者の人に言わなくっちゃ!」
「うっそー! お兄さん凄い! 早く手を上げて!」
「司会者の人! こっちこっち! リーチのお兄さんが当たったよ!」
――なんだよ。双子が騒がしいな……だから子供は嫌なんだよ。
屋台でビールを買い、テーブルの方へ振り返ると、場内は先程より暗くなり、一本のスポットライトが秋雄を真っ直ぐに照らしていた。
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