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「はぁ~!」
「こっち見るな! デブ!」
溜め息を吐き、霙と眼が合うと、ふくれっつらで逸らされた。
――くっ。俺の横には、捻くれた双子しかいない、ってかぁ~。
「はーい! 出ました。最初の番号は、おっとー良い番号ですね! 77番でーす! 次々と、じゃんじゃんいきますよー!」
「きゃ! 秋雄さん、77番あったわ!」
「おお、絵恋! 俺もだ! 幸先いいぞ!」
「お姉さんたちも? 私たち二人にもバッチリありました!」
――けっ。俺、ないんだけど?
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