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いや、
唯香に相談なんてしたら、
ゆなに筒抜けだ。
ゆなに知られたくない!
「ジャガイモに見えるとか見えないとか、なんの話?
あっ。今日の晩ご飯は、ジャガイモ料理?
ゆな居ないから、僕たちで作るんだろ?」
誤魔化せたか?
「ふーん。」
ニヤリ。
笑う唯香の表情が、
和音そっくりに見えた。
「ま、いいわ。今は誤魔化されてあげる。」
あげる?
バレバレ?
「そぉね。ポテトグラタン。なんてどぉ?」
…
僕の得意料理…
それ、僕に作れってことだよな…
「了解。」
後のことも、
今のことも、
考えないで、料理に没頭。
ちょっとだけ、
唯香に感謝。
した。
いつかは、
相談。
するかもしれない。
なんて思いながら…
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