腐男子の日常

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春真っ盛りのこの季節。俺は晴れて男子校である柳院学園の2年生になった。 単位がヤバくて留年しかけたがそんな事どうでもいい。俺の成績などとるに足らない事だ。 俺の名前は七瀬優斗。俺は世間で言う腐男子という奴でして。男同士の絡みが大好きだ。 特に副会長受けが好きっス。あの敬語で腹黒な副会長がデレるんだぞ、最強だろ。まぁ、これはあくまで俺の持論だけど。 そして俺はそこそこ顔が整ってたりする。あくまでも、生徒会や親衛隊ができたりするレベルではないけど。 普通よりは……っていう微妙なラインだ。それでも俺はあえて断言しよう。俺は、イケメンの部類だと。 腐男子たるもの自分の外見には自覚を持たないと、後々面倒な事になったりするからな。 自分の顔面に自覚を持たず、俺はフツメンだから巻き込まれる訳が.....なんていう慢心こそ総受けの元だ。なぜならそれはフラグでしかないからだ。 そんな発言をしようものならすぐに回収され、いわゆるお約束展開となってしまうのだ。
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