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どうにかユウイをなだめ、次の女性へと自己紹介は移る。制服ではなく、踊り子のような赤い衣装を着て緑色の髪飾りをつけた赤髪を持つ女性だ。瞳も赤く、こう言ってはなんだがかなり目に痛い。
「フレイ・アドレイドっていいます。特技は踊りとピアノかな? ヒロイン属性とかよくわかんないけど魔法の属性は炎だよー」
そう言ったフレイに、妙は「フレイさんは魔法少女ですね!」と笑みを見せる。フレイは笑いながら「魔法少女とはちょっと違うかなぁ、どちらかというと超能力者なんだけど」と言う。
「なんかまともな人ですね」
「天然でもなければ面倒臭がりでもなく、中二でもない」
ユウイはアレスタントと二人ぼそぼそと話していたが、市川妙は「いいえ! それは違います! 断じて!」と叫ぶ。フレイは「げっ」と嫌そうな声を出し、咳払いをしてから「な、何が違うのよ、私はまともよ!」と言葉を放つ。
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